大分大学医学部小児科学講座

医局員紹介

小児医療への貢献は、
自身の生涯にわたる挑戦です。

新入医局員、大分大学医学部附属病院、助教
石和 翔 Sho Ishiwa 大分県出身 大分大学、平成20年卒
 

小さな命の重みと自身の無力さを痛感したとき、自身の挑戦が始まりました。

2021年に入局しました石和翔と申します。2008年に大分大学を卒業し、卒後14年目の母校入局となりました。
初期研修医の時点では救命救急科を志望しておりましたが、小児/新生児科で小さな命の重みと、対する自身の無力さを痛感したとき、生涯にわたる自分への挑戦が始まったように思います。

初期研修は神戸大学医学部附属病院で行い、その後は神戸大学関連施設にて主に新生児医療を中心に研修を積んでおりました。
さらなる経験を求めて医師5年目に上京し、東京では主に日本赤十字社医療センターで小児科スタッフとして従事して参りました。

先天性心疾患を患う、人工呼吸・体外循環管理含めた集学的治療を要する多くの重症例を集中治療室で診療する日々でした。
その中で、より専門的な体液管理・血液浄化療法の知識も必要と感じ、国立成育医療研究センター・東京女子医科大学腎臓小児科にて計4年間の小児腎臓病学(主に難治性腎疾患、小児の腎代替療法:腎移植、腹膜透析、血液透析)を学び、現在に至ります。

純粋な気持ちを忘れず、大分県の小児医療に貢献していきたい。

振り返ると、これまでどこの医局にも属さず一人で旅した結果、寄り道の多い小児科医となりましたが、自分に足りないものを見つけては、悩み、補充する日々であったように思います。
道中、多くの人との出会いに支えられ、今の自分があります。
小児医療への貢献を心に決めたときの純粋な気持ちを忘れぬよう、これまでの経験が無駄にならぬよう、いくつになっても挑戦する気持ちを抱きながら、大分県の小児医療に貢献していきたいと思います。

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