先天性心疾患、不整脈、心筋症、川崎病性冠動脈瘤、全身性疾患の心合併症などの外来・入院診療を行っています。
小児期に心臓手術が必要な患者さんについては、JCHO九州病院や福岡こども病院と連携して術前術後管理を行っています。
大分市・由布市の学校心臓検診の1~3次検診にもたずさわっており、QT延長症候群や肥大型心筋症など突然死リスクのある疾患や未発見の心疾患の検出に努めています。
また、当院循環器内科と定期カンファランスを行っており、小児期から成人期の先天性心疾患患者の診療に役立てています。
当施設は日本小児循環器学会修練施設に認定されており、日本小児循環器学会専門医志望者には専門医取得のための研修を行っています。
また、若手小児科医に対し、診療、学会発表、論文執筆を通じて、小児循環器疾患に対する知識、手技の習得を目指した指導を行っています。
先天性心疾患については、患児のQOL(Quality of Life)に関する大分県内多機関共同研究を主導しています。学校心臓検診についての研究を準備しています。
大分県内の小児循環器診療の充実こそもっとも求められていることと考えています。そのために診療・教育・研究に尽力してまいります。
小児循環器専門医の育成、一般小児科医の循環器疾患に対する知識向上は大分県内の小児循環器診療充実のために欠かせません。
次世代育成のため、一般小児科医向けの勉強会の開催や、日本小児循環器学会専門医志望者の研修プログラムの実施・改善に日々努めています。