医局員紹介
小児科を選んで、
本当によかったです。
大分県立病院小児科・新生児科、専攻医
出良 敏
Satoshi Idera
大分県出身、大分大学、令和５年卒業
出身地と研修、そして小児科医として勤務
2025年度に小児科学講座に入局した出良敏です。大分県日田市出身で、中学高校は県外で過ごし、大学進学を機に地元の大分に帰ってきました。卒後は大分で２年間研修を行い、現在小児科医として大分県の医療に従事させていただいています。
試験の苦労と子どもの退院に感じた喜び
医学生の頃はお世辞にも真面目とは言えないような学生生活を過ごし、勉強が追いついていかず試験の時はいつもピンチを迎えていました。その中でも小児科の試験は、範囲が膨大で難易度も高く、とても苦しんだ覚えがあります。
そんな私が数ある診療科の中から小児科を選んだ理由は、他の科では味わえないやりがいがあると感じたからです。実際に小児医療の現場に立つと、子供やそのサポートをしているご家族の苦悩を目の当たりにしたり、その子の未来を決めるというとんでもない責任の重さに押しつぶされそうになることがありました。しかし、治療が終わり元気に手を振って退院していく子供たちを見ると、あの時頑張ってよかったな、と心の底から感じることができました。この体験は子供と関わる小児科でしかできないと思い、小児科医を志しました。
未熟ながらも誠実に小児医療へ向き合う
まだまだ未熟者で、先輩の小児科医の先生方に日々ご指導いただいています。今後も子供やご家族の方の期待にこたえられるよう、邁進していきたいと思います。