大分大学医学部小児科学講座

医局員紹介

子どもの総合医としても活躍
できるよう精一杯頑張ります。

医員、大学院生
小栗 沙織 Saori Oguri 福岡県出身 大分大学、平成26年卒
日本小児科学会 小児科専門医・指導医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医

子どもたちを助けられるような新しい知見をお伝えできるようになりたい。

初期臨床研修を横浜で2年間行った後、東京で小児科医として5年間勤務してまいりました。専門は小児呼吸器および臨床遺伝で、現在は小児神経分野の患者さんの診療にも携わらせて頂いています。
小児科を志したのは初期研修医の頃です。未来を担う子どもたちと真剣に向き合い、温かく寄り添う先輩小児科医の姿に強く心を動かされ、小児科の道を選びました。
小児科専門医取得後は、小児呼吸器領域の研鑽を重ね、特に呼吸に関わる希少疾患の診療に力を入れてきました。たとえば、先天性肺胞気道奇形や気道狭窄・気道軟化症といった先天性疾患、副鼻腔気管支症候群・嚢胞性線維症・気道異物などによる慢性気管支炎、遺伝性・自己免疫性・薬剤性の間質性肺炎、先天性中枢性低換気症候群などの中枢性無呼吸や閉塞性無呼吸、そして小児結核を含む呼吸器感染症など、多岐にわたる疾患の診療を経験してきました。内視鏡検査も年間約100件担当し、診断の重要な手段として活用しています。 遺伝分野では、小児病院での1年間の陪席を経た後に、大分大学でさらに研修を重ね、臨床遺伝専門医の資格を取得しました。基礎研究にも関わる中で、これまで原因が分からず適切な治療法がなかった子どもたちに、少しでも新たな知見や選択肢を届けられるよう努めていきたいです。
地域に勤める総合医としては、子どもたちとそのご家族に寄り添いながら貢献できるよう、一歩ずつ取り組んでまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。